病院などの医療施設で亡くなった際のエンゼルケアは、そのまま医療施設に任せるのが通例となっており、看護師が速やかに対応してくれます。一方、住み慣れた自宅で看取ることになった場合、葬儀社にエンゼルケアを依頼するのが一つの選択肢です。自宅でも定期的に医師の診察を受けていることもありますが、医療サービスを利用せずに亡くなることも少なくありません。訪問医療を利用して自宅療養している場合でも、医師が死亡確認を行い装着している医療器具を取り外すところまでしか対応してくれないケースもあるでしょう。そのため、ご家族がご自身で葬儀社に連絡を取り、速やかにエンゼルケアをしてもらう流れが一般的です。
自宅で亡くなったからとはいえ、葬儀社への依頼が必要なわけではありません。状況によっては、医療施設や訪問看護の事業所に依頼してエンゼルケアをしてもらうことも可能です。葬儀社に依頼した場合は死化粧などを含めて、手厚く対応してもらえる魅力があります。また、専門知識に基づいた処置を十分に受けられるのも大きなメリットでしょう。
葬儀社が提供するエンゼルケアはサービスとして手厚い分、どうしても費用が高額になりがちです。しかし、医療施設や訪問看護にエンゼルケアをしてもらうと、葬儀社のオプションを利用するより費用を抑えられるでしょう。両者の料金を比較してみると、数万円単位で違いが生じることも珍しくありません。葬儀の費用全体を抑えながら適切なエンゼルケアを行いたいと考えるなら、まずは医療施設や訪問看護の担当者に相談してみるのが良いでしょう。お葬式を行うには葬儀社を利用する必要がありますが、先に専門家よるエンゼルケアを済ませておけばトータルの費用負担を軽減できます。